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謎の真っ赤な木原線を追え! 出動編 [大多喜無敵探検隊 SINCE:197X]

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【謎の真っ赤な木原線を追え! 出動編】

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(※写真は、第三セクター いすみ鉄道の新型キハ20)

待ちに待った放課後、
オレは常に不愉快な小学校を飛び出し、家にカバンを投げ置いたら「ユーイチ」を呼びに行く、
ユーイチ、足立勇一はウチの裏手にある工務店の息子、
ちっちゃい頃からツルんでる2歳年下のもっとも信頼できる相棒だ
ユーイッチく~ん、
出動だぁぁぁあーー!!
人んちの玄関前でデカい声で吠えるオレ、
我ながらなんという呼び出し方かよくワカランが、ヤツのデカい家の奥から
ヤツが漫画のようにドタドタドタッと走りこんでくる、
で、お互い顔を合わせた瞬間、軍隊式の挨拶
隊長に敬礼!! /)`・ω・´;)
ヤツの最大限の敬意を受けオレはひと言
ご苦労! (`・ω・´)ゞ
・・・まさに阿吽の呼吸である、
ヤツは突撃能力に傑出したアタッカー、我々の仲間内ではまさに特攻隊長だ
ウチでは買って貰えなかった仮面ライダーエックスの変身ベルトを装着したまま俺を出向かえてくれた(いいなぁ~)
武器は金属バット、野球もしないのになぜかヤツはソレを常に携帯してるので
敵に回すと非常に危険な男である

そして2人で「第三の男」であるヒロツン、広津正武を迎えに行く
久保の青年館と青龍神社の脇を抜け、町営駐車場の脇にある田んぼのアゼ道を通り、
ヤツの家の裏からヤツんちに入る
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「グワン!グワン!グワンーー!!」
すかさず敷地内に放し飼いのヒロツンんちの秋田犬が、
まるで鬼の首でも取るような勢いで激吠えしながらこちらに一直線に突進してくる
オレは冷静にまず一歩下がり、それと入れ替わりユーイチが前へ構える
そして振り上げた金属バットを一撃、犬に振り下ろす「ギャンッ!!」
見事ヒット!
今日も狙いは正確、ヤツは冴えている、
野球はヘタなのに、ヤツのこういうバット使いは非常に上手い
ヤツはサムライである(  ゚,_ゝ゚)
ひるんだ秋田犬の横っ腹をすかさず蹴りまくるオレ、
生意気にもズボンの裾に噛みついてくる秋田犬
そのオレをかばうようにユーイチはさっきから念仏のように「征伐!征伐!」と唱えながら、
凶暴な獣に金属バットをお見舞いしている
襲いかかる粗ぶる獣に、果敢に挑む漢(おとこ)二人、
ヒロツンの家の裏門界隈で、壮絶なバトルがしばし繰り広げられる
そうこうしてるうちに「ノリちゃんやめてよ~」と、自分より一回りデカい男が割って入って犬の首輪を抑える
ようやくヒロツンの登場だ、待っていたぞ!!
いつもこの躾けられてないバカ犬がいるから、中々ヤツの家までいって
ヤツを呼び出しできないんだが(表から行けばいいだけの事)、
大体この騒ぎで我々が迎えにきたことが分かるらしい、
ヒロツンのほうも慣れたもんだ

そういえば前も同じような状況でこのバカ犬を成敗してて、
ヒロツンの爺ちゃんにエラい剣幕で怒られ、
ヒロツンに会えないままユーイチと飛ぶように逃げた事があったな~
ヒロツンの爺さんはなんだかエラい先生であるようだが、そんなのオレらにはカンケーないし
オレらウチでは、痩せてて恐い、ただのヘンな爺ちゃんでしかないのであったw
(ヒロツンの爺ちゃんがテレビの鑑定番組で先生と呼ばれてたのを見たときにはさすがにビックリしたが)
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ヒロツンの家はこの辺りでも一際大きい、
何でも家自体が重要文化財になってる昔からある庄屋で、
いつも侵入する裏庭もかなり広く、それだけでウチの家なんて3~4軒ぐらい建てられることだろう

・・・まぁ、何はともあれ、これで我ら秘密組織の最小ユニットである3名が揃った
「大多喜無敵探検隊」、本日のミッション開始である!

本日のミッション、それはヒロドコ(ヒロ床屋)のイサオから入った未確認情報、
我が町を走るローカル線の「国鉄 木原線」にまつわる怪情報をキャッチしたのだ
赤字続きだった木原線が、その赤字額がもの凄いがため、
見せしめに全身真っ赤に塗られて沿線を走り始めた、と・・:(;゙゚'ω゚'):
木原線の車輌の色は、肌色に朱色のアクセントが入ったもので、決して全身が真っ赤なわけではない
・・まさか国鉄がそんな生き恥をさらさせるような残酷な仕打ちをするわけはないだろうと、
最初は全く信じられなかったのだが、、
何より大多喜無敵探険隊メンバーでもあるイサオの情報だ、信ぴょう性は十分にある
であれば、これは町の住民の平和のため、そして未来のためにも、
まずは我々が率先して確認せねばならないのだ!!
理由?・・それは我々が大多喜町の安全を裏でささえる秘密組織でもあるからだ
言わせるな恥ずかしい( ゚д゚ )

まぁ、そうと決まれば、次にどこで偵察活動を行うかが課題に上がる
皆で青瀧神社の前に集まり、しばし審議の時間が持たれた
相手、つまり木原線に気づかれないポイントであることは勿論、
万一の不測の事態でもこちら側の身の安全を確保でき、緊急脱出も可能であり、
さらにしっかりと見届けられるビューポイントが必要である
3人で色々検討をした結果、一つのポイントがようやく浮かび上がった
大多喜駅から上り方面で最初の踏切、そう、猿稲の踏切である!
そして我々は人の目に触れないよう細心の注意を払い移動、
青瀧神社から町営駐車場に出て防空壕のある崖を登り、
若菜歯科の庭を(勝手に)横切り、そして農協の倉庫の裏の雑草だらけのスペースを渡り、
エロ映画ばかり流す映画館裏の猿稲の踏切に到着した
ふぅ~、誰にも見つからないように移動するのはいつも大変だ ε- (´ー`*)フッ <きっと誰かに見られているだろう
そんなこんな、無事到着した我々一同は、この踏切脇の茂みに隠れ、
情報通りに真っ赤な列車がやって来るのかどうかを見届けることにしたのだ
まぁ一般的に考えれば「大多喜駅のベンチに座ってのんびり待てばいいのに」と思われるであろうが、
何よりこれは極秘任務、人目につきやすいところでの活動は一般人達に過度に注目をうける可能性が高く、
そうなると謎の勢力からの邪魔が入る懸念もある(PTAとか教師とか駅員とか・・)
よってわざわざ我々は人気(ひとけ)のないこの猿稲の踏切脇で、
背の高い雑草が茂るこの場所に身を隠して息を殺し、ひたすらターゲットが来るのを待つことにしたのである

・・そんなわけで、次回以降に続く
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・・続く、のか?(;・∀・)


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(※全体が真っ赤な木原線はこんなのです)

【注意】
あー、登場人物名、及び組織・団体名称などは、全てフィクションであり、写真はイメージです(´・ω・`)

【関連URL】
房総レジェンド 日本の房総半島の伝説・伝承・昔ばなし
http://www.boso-legend.com/

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猿稲の踏切

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